日焼け止めのハナシ➀
【紫外線の種類】
日焼けや肌トラブルになる紫外線には
紫外線A波(UVA)
紫外線B波(UVB)
紫外線C波(UVC)
の、3種類がある。
▶︎紫外線A波(UVA)
肌の奥深く真皮まで届き肌内部に※活性酸素を作り出す。
DNAを傷つけたりコラーゲンや※エラスチンも破壊し、
シワやたるみなどの肌老化を招く。
窓ガラスや雲も突き抜けるため、
曇りの日や室内でも注意が必要。
▶︎紫外線B波(UVB)
肌表面が赤くなる炎症を引き起こす。
肌表面に発生した活性酸素は、紫外線を浴びなくても過剰なメラニン色素をつくり、
やがて色素沈着となりシミやソバカスの原因に。
別名「レジャー紫外線」
▶︎紫外線C波(UVC)
B波より有害な紫外線。
通常はオゾン層によって吸収され地上まで届くことがなかったが、
近年、地上まで届いてしまうことが心配されている。
→日焼け止めは紫外線A波とB波をカットするもの。
【SPFとPA】
▶︎SPF(Sun Protection Factor)
主に紫外線B波の防止効果を表す目安の数値。数字が大きいほど効果が高くなる。
この数値の意味は、
光に当りだしてから日焼けしてしまうまでの時間を
〇〇倍遅らせることができるという意味。
例えば日焼け止めなしで外に出て20分で肌が赤くなる人がいたとしたら、
SPF30を塗ることで肌が赤くなるまでの時間を
(20分 × SPF30 =)600分後
まで遅らせることができるということ。
すなわち普段なら20分しか耐えられない肌の防御力を600分耐えられるようにするということ。
人によって元々の肌の防御力が違うから
同じもの使っても効果は人による。
SPF = 防御力
▶︎PA(Protection Grade of UVA)
紫外線A波の防止効果を表す目安の数値。
+の多さがUVAに対する効果の高さを示す。
+には4段階がある。
PA++++ : 極めて高い効果がある
PA+++ : 非常に効果がある
PA++ : かなり効果がある
PA+ : 効果あり
アバウト 笑
A波は3〜9月の間、一定量降り注いでいるので
注意が必要。
※活性酸素...身体の中で細菌を排除する。
しかし過剰に発生すると酸化し身体を老化させる原因になる。
※エラスチン...繊維状のタンパク質でコラーゲン同士を結びつけて網目状にする働き。
肌の弾力や柔軟性のもと。
参考 : 化粧品検定1級対策テキスト
http://www.ci-labo.com/item/makeup/hiyakedome/article/00000022/
スキンケア大学
http://sp.skincare-univ.com/article/012401/